目撃証言

写真怪談

半畳の女

雑居ビルの片隅にできた、半畳ほどのカプセルトイコーナー。人が一人入ればいっぱいになるそのガラス張りの店内で、深夜、灰色の服を着た女が目撃されるようになった。だが、その女が入口から出てくるところを見た者は、一人もいなかった。
写真怪談

立枯れの人

夜のマンション公園で、木に顔を寄せるように立っていた人。近づけば消え、先を見ると、また別の木の脇に立っている。やがて管理札には、健康な木にはあるはずのない文字が現れ始めた。
写真怪談

灯りの輪の外に立つ人

焚き火を囲んでいたのは、確かに三人だった。けれど森の暗がりには、火が弱くなるほど輪郭をはっきりさせる誰かが立っていた。
写真怪談

予約のない客

満席の寿司屋の外に、予約をしていない男が立っていた。戸を開けても誰もいない。けれど、窓際の狸には、人の指が食い込んだ跡だけが残っていた。#飲食店の怪談 #見えない存在 #目撃証言 #AI怪談 #AI怪談工房
ウラシリ怪談

別れを言わない訪問者

亡くなった時刻に、遠く離れた家族の前へ現れる――百年以上前、研究者たちはその「偶然」を17,000人に尋ねました。では、最後に残されたものまで説明できるのでしょうか。
ウラシリ怪談

逆転しきれない影

1億5500万年の“逆転”を追う測定室で、反転しきれない横顔が窓の曇りに残ったそうです。
写真怪談

照明列の欠け目

開演直前、白いスモークに飲まれた会場で「照明の列」だけが、数を変えはじめる。
ウラシリ怪談

雪の自動運転バス

雪の実証で走るはずのバスが…乗せてはいけないものまで運んだという記録が残っているようです…
ウラシリ怪談

五番窓口の北

案内どおり進んだ先に“無いはずの窓口”があると言われています…
ウラシリ怪談

遮断機の内側

遮断機が下りた踏切の“内側”にだけ立つ影の噂が残っているそうです…
ウラシリ怪談

官邸の夜会議

その夜、首相官邸の巡回記録には、執務室の前で足音が二度止まっていると記されています。扉の向こうでは、予定にない会議の声が幾層にも重なり、壁の奥からにじむように響いていたそうです。鍵は掛かっておらず、灯りは消えたまま。警備員がノブを押すと、冷気が指先を吸い、音のない波が室内へ引いていったといいます。部屋には誰もいませんでした。ただ、長机の周りに並ぶ椅子が、どれもわずかに机へ寄っており、背凭れには人の背の形をなぞる湿りが残っていました。机上のメモ帳は白紙のままですが、紙の中央に丸い跡がひとつ、押印の痕のようにくぼんでいたといいます……。そこで異変が始まったそうです。長机の端から端へ、椅子が一脚ずつ音もなく引かれ、空席が規則正しく埋まっていきました。誰もいないのに、椅子は「腰を下ろす重み」を受けたかのように沈み、肘掛けには見えない肘が乗りました。天井の時計は午前一時十七分で止まり、机の中央に置かれたスイッチの赤いランプだけが点きました。電源が落ちているはずの会議用マイクが、鳴らない喉をひとつずつ点検するように弱く...