迎えを待つ椅子

ウラシリ怪談

認知症カフェの一角に置かれた“模擬バス停”は、いつも同じ角度で椅子が揃っていたそうです。
訪れる人が座っても、立ち去った瞬間には必ず元の向きに戻っていたといいます。

ある日、閉店後の防犯カメラに、誰もいないはずのバス停で椅子がゆっくりと回転し、停留所の方角を向く様子が映っていたそうです。
映像には、人影のようなものが腰掛ける輪郭も映り、帽子を深くかぶっていたといいます。

それから、その椅子に座った利用者は、全員「もうすぐ迎えが来る」とだけ言い残して、次の週には来なくなったそうです……

この怪談は、以下のニュース記事をきっかけに生成されたフィクションです。

『バスの来ないバス停』が認知症の高齢者を守る?

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