鉄道

ウラシリ怪談

上を歩いて帰る人

豪雨の夜も走り続けた、地上から吊られた列車。終電を延長したその車内では、なぜか天井にだけ「帰る人」の足跡が残っていたそうです。
写真怪談

二秒先の寝返り

電車の揺れより二秒早く身体を傾ける、顔を伏せた女。その寝姿を見続けた乗客の日常に、奇妙な「遅れ」が入り込み始める。
写真怪談

ぶら下がる順番

満員電車で目に留まった、ぬいぐるみだらけの黒いリュック。車体が揺れても動かない小さな身体と、いつの間にかこちらを追っていた無数の目。その一体が持ち主を離れたとき、逃げられない順番が始まります。
写真怪談

鉄柱の向こう側

写真には写っていなかったはずの一本が、時間が経つたびに増えていく。消えるのは鉄柱ではなく、景色のほうだった。