錆びた道の呼び声

【ウラシリ】怪談

春の夕暮れ、下校途中の少女が姿を消したそうです。
家まであと数百メートル、道沿いには小さな畑と古いガードレールが並んでいたといいます。

その道を通った別の児童が、「誰もいないのに、呼びかける声がした」と話していました。声は風の向きと関係なく、一定の高さで響いていたそうです。
近くの住人はそれを「鉄が電波を拾っただけ」と笑ったそうですが、少女が消えた時刻、その声ははっきりと名前を呼んでいたといいます。

捜索は長く続けられ、やがて季節は変わりました。ガードレールは錆び、声は途絶えたとされていましたが、十数年後のある夜、再びその道を通った男性が、幼い声で「ただいま」と聞いたそうです。
そこに誰もいないことを確かめても、声は確かに耳に残っていたといいます……。
その道はいまも残っていますが、誰も夜には近づかないそうです。

この怪談は、以下のニュース記事をきっかけに生成されたフィクションです。

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