洞窟の入口付近に、色あせたスナック菓子の袋が落ちていたそうです。
風も届かぬはずの奥へと、それは半ば埋もれるように置かれていました。誰が持ち込んだのか、いつからあるのかも分かりません。
袋の表面には、湿り気を帯びた粉がびっしりと付着していたといいます。
採取した研究員は、それが通常のカビでも土壌菌でもないと気づきました。
袋の内側から外へと、目に見えぬ細い糸が伸び、岩壁を這い、さらに奥の水滴へと溶け込んでいたのです。
その日以降、洞窟内の小動物の姿が消えたそうです。
記録用カメラには、数秒だけ画面全体が白く霞む瞬間があり、その直後、映っていた生物の影が輪郭ごと消えていました。
調査員の一人が戻らなかった日も、同じ白い瞬きが記録に残っていたといいます。
今、その袋はどこに保管されているのか、公式な報告はありません。
ただ、似た色の粉を衣服に付けた人物が、町の市場で見かけられたという話があるそうです……誰も確かめてはいないようです。
この怪談は、以下のニュース記事をきっかけに生成されたフィクションです。
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