ウラシリ怪談

遮断機の内側

遮断機が下りた踏切の“内側”にだけ立つ影の噂が残っているそうです…
写真怪談

逆向きの踏切は、終電のあとに開く

終電後の近道で、逆向きの踏切に入った――“向こう側”は、道ではなく順番待ちだった。
写真怪談

踏切の向こう側にいる子どもたち

踏切の向こうには、ちゃんと道路が続いている――そう知っているはずなのに、電車の窓に並んだ子どもの顔を見てしまうと、その先に「別の駅」がある気がしてならなくなるのです。
ウラシリ怪談

見返す群れ

ある水槽の前に立った客は、皆、奇妙な共通点を持っていたそうです。ガラス越しの水中で、群れを成す魚たちがぴたりと動きを止め、その人物をじっと見返すのです。魚は人の顔を覚えるといいます。しかし、その日は、初めて来た客にも同じ反応を見せたそうです。まるで、誰を見ても“知っている顔”として迎えているかのようでした。職員が記録用に撮影した映像では、魚の群れが形を変え、人間の顔を正確に描き出していました。しかも、その顔は、職員の誰も見たことがないもので、客の中にも一致する人物はいなかったといいます。最後にその顔は、水槽の中からガラスに押し付けられるように大きくなり、映像はそこで途切れていました……。この怪談は、以下のニュース記事をきっかけに生成されたフィクションです。魚にも人間の顔が見分けられる:研究結果
写真怪談

橋の下に、道はなかった

気づいたら、どこにいるのかわからなかった。買い物の帰り、駅から少し歩いただけのはずだったのに。橋の上には人が歩いている。スマホを見ながら、会話しながら、まるで普通の道だ。なのに、俺のいるこの場所だけが、異常に静かで、音がしない。自分の足音すら、コンクリに吸い込まれる。上へ戻ろうとしても、階段がない。どこにも、出口らしきものがない。通路のようなものを歩き回ったけど、全部行き止まりだった。何よりおかしいのは、空が狭い。ビルがせり出しているせいじゃない。空が、収縮しているみたいに、細く、裂け目みたいにしか見えない。壁を叩くと、音が返ってこない。時間もおかしい。2時だったはずの腕時計が、気づけば4時になっている。スマホは圏外。「誰かいませんか!」と叫んでも、上の通路の誰も反応しない。……見えてないのか?そんな時だった。通路の奥に、誰か立っていた。白っぽいスーツ、歪んだような顔。いや、顔が“逆”だった。顎が上で、頭が下に。目が合った。と思った瞬間、また時間が飛んだ。気づいたら、自分の部屋だった。服も荷物もそのままで、...