機械知のほとり

ウラシリ怪談

金型の日に増えるもの

ごく普通の樹脂製品を作り続ける工場で、「金型の日」だけ決まって増えていく顔の噂があるそうです…
ウラシリ怪談

違和感九十五パーセントの廊下

深夜のオフィスビルで、防犯カメラだけが「違和感95パーセント」と告げ続ける場所があるそうです…
ウラシリ怪談

届かなかったはずの報告書

停電で止まっていたはずのファクスから、停電中にしか起こりえない出来事の報告が届き続けているそうです…
写真怪談

水平で、下り坂

着陸前の数分だけ、この歩道は「水平のまま下り坂」になる。増える手すり、列に混ざる影、そして灯りが開く白い顔——空港の見学通路で起きる微細な歪みの行き先は、いつもあちら側だ。
写真怪談

対岸の点呼

対岸の窓が人数を数え始めたとき、足元の水が階段になった。最後のひとつにされる前に、私は段を崩した——。
写真怪談

三角の番人

積み上がる三角コーンは、数が揃ったときだけ「通行止め」以外の意味を持つ。夕暮れの詰所の窓で、反射帯が一本、息をしていた。
写真怪談

富士を結ぶ糸

雲が晴れた午後、電線が富士の白に触れた瞬間、町じゅうの「もしもし」が上空へ吸い上げられた——私の声も、たぶん今あの線の上にある。
ウラシリ怪談

四角の癖

取り消された一枚の本体は消え、四角い癖だけが会場に残る…その内側に立つと、現実のほうが枠へ寄っていくのです…
ウラシリ怪談

目印のない角

地図アプリに対話型AIが入り、案内音声までAIがつとめるようになった――その声はやがて、地図にない“時間の目印”を語り始めます…
写真怪談

風の名簿

墓地の棕櫚は、風が吹くたびに“名簿”をめくる。呼び出し音のない着信は、今晩、誰に届くのか——。
ウラシリ怪談

塗りの端

黒い面に近づいた物だけが「ひと呼吸ぶん欠ける」現場記録と、納車後も続いた空白の連鎖について…
写真怪談

角度だけが追ってくる

無風なのに、アンテナの“角度”だけが私を追ってくる。意味のない受信の先に写っていたものは——。
ウラシリ怪談

柵の向こうで続く通報

夜明けの植え込みから、一度きりの報告だけが毎朝こぼれ続ける通りの話を聞きました…
YouTube

【第幽夜】審査中になり続ける動画

AI怪談工房の原型となったYouTubeのショート動画を、テスト掲載しています。🎙 VOICEVOX(中部つるぎ)📘 ChatGPT(GPT-4)🎵 Mubert(AI生成BGM)🖼 DALL·E 3(実写風画像)📹 映像素材: Pexels🔊 SE: 効果音ラボ※この物語はフィクションです。AIと人間が共に紡いだ現代怪談の世界をお楽しみください。
ウラシリ怪談

休館日の返却

臨時休館の静けさの中、翌朝のログにだけ“誰かの作業”が増えていたそうです…
写真怪談

ISO 0 ― 光が抜け落ちるカメラ

ISO 0の設定で切られたシャッターは、光ではなく「記憶」を露光する。
ウラシリ怪談

無音の発酵

サイバー攻撃のあと、被害を受けたビール工場では、機械の音がどこか違って聞こえるようになったといいます…
ウラシリ怪談

声を預けた大会

選手の口から有料化が告げられたあの日、画面の奥で“別の声”が生まれたようです…