100億年に1秒の影
もしかすると、聞かなかったほうがよかった話かもしれません。ある研究施設で、世界最高精度の時計が開発されました。 その誤差は「100億年に1秒」。光格子時計と呼ばれるその装置は、時間の流れを極限まで正確に測定できるといいます。地震予測や津波観測への応用も期待されているそうです。ただ、研究員のひとりが、こんなことを漏らしていたとか。「この時計、時間の“ズレ”を測るだけじゃない。 ときどき、何かが“割り込んで”くるんです。 ほんの一瞬、ありえない値が出る。 まるで、別の時間軸が交差したみたいに」その“割り込み”の瞬間、施設内の監視カメラには、誰もいないはずの通路を横切る影が映ることがあるそうです。「時間を測る」ということは、もしかすると、私たちの知らない“何か”と接触することなのかもしれません。……そんな話を、誰かがしていました。この怪談は、以下のニュース記事をきっかけに生成されたフィクションです。NIPPONテクノロジー2025~ミライを変える”最先端”に挑む人々
2025.06.06
ウラシリ怪談存在のゆらぎ時のひずみ