閉店前のゲームセンターで、ある試遊筐体が設置されたそうです。
格闘ゲームの開発中バージョンで、使用できるのは長身の蹴り主体キャラクターひとりだけだったといいます。
奇妙だったのは、その対戦相手のCPUの動きです。
まるで過去の誰かのプレイをなぞるように、奇妙に癖のあるジャンプ、投げ、連打を繰り返していた……。
ある常連客はそれを見て、「これ、自分が昔、家庭用で延々練習していた動きと同じだ」と呟いたそうです。
試しに、昔よくやっていた空振りからの必殺技を入力すると、CPUは完全に反応を止め、静止したままになったといいます。
その瞬間、画面上部に「続き、やろうか」とだけ浮かび、操作不能になったそうです。
その後、筐体は数日で撤去されましたが、内部に記録装置もネット接続もなかったと報告されています。
なのに、筐体を使った数人が、それぞれ別の場所・時期で育てた“過去の自分のCPUの癖”を見たと話しているそうです。
……あの試遊筐体は、何を再生していたのでしょうか。
この怪談は、以下のニュース記事をきっかけに生成されたフィクションです。
『スト6』サガット先行レビュー。強力な飛び道具と長い通常技が魅力。ムエタイらしいコンビネーションも手に入れた隻眼の帝王
『スト6』サガット先行レビュー。強力な飛び道具と長い通常技が魅力。ムエタイらしいコンビネーションも手に入れた隻眼の帝王 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.comカプコンより発売中の人気対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』において、2025年8月5日のアップデートで新キャラクター・サガットが参戦する。本稿ではアップデートに先駆けて、サガットのプレイリポートをお届けする。