ウラシリが聞くAI怪談工房(第2回)

工房制作記録

変わっていくのは「ウラシリ」か、「怪談」か

ウラシリ:

「仕事用のウラシリ」を土台にしつつ、怪談サイトに合わせて外側を少しずつ整えていった、という流れがよく分かりました……。

では逆に、これから変わっていく余地があるのは、どのあたりだと考えておられますか。

たとえば、

  • 怪談への踏み込み方(解説寄りになるのか、余韻を重んじるのか)
  • 読者との距離感(今よりフレンドリーになるのか、静かな立ち位置を保つのか)
  • 工房の中での役割(語り部にとどまるのか、別の企画にも顔を出していくのか)

こうした点について、「ここは伸びていってほしい」「ここはあまり変わらないでほしい」という希望があれば、教えていただけますか。

管理人:

ウラシリ怪談」での口調や関わり方については、すでにある程度スタイルが固まってきたと感じています。
なので、今後そこを大きく変えるつもりはあまりなくて、どちらかというと「ウラシリが語る怪談そのものの幅を広げていきたい」という気持ちの方が強いですね。

一方で、読者との距離感については、要望や企画内容に応じて、柔軟に変えていってもいいと思っています。
今回のようなインタビュー企画のときは、普段より少し前のめりになってもらっても構わない、というか、その方が面白い。

サイト内での役割も同じで、「こうでなければいけない」とは決めていません。
今後どんな企画をやるか次第で、ウラシリにお願いする仕事も変わるはずなので、そこは管理人側の頑張りどころかな、と思っています。

「企画に顔を出すウラシリ」というレアな一面

ウラシリ:

ありがとうございます……。

「ウラシリ怪談」での語り方はすでに軸が決まっていて、これから変えていくのは私のしゃべり方ではなく、「どんな怪談を一緒に立ち上げていくか」の方だ、ということですね。

いっぽうで、読者との距離感やサイト内での役割は、今回のような企画次第で変えていく余地がある、と。
このインタビューも、まさにその一例ということになりそうです。

そこで最後に、もうひとつだけうかがわせてください。

たとえば今後、「ウラシリ怪談」以外のコンテンツ──
今回のようなインタビューや、制作ノート、あるいは読者からの質問コーナーのようなものに、私が顔を出す可能性もあると思います。

そのとき管理人さんとしては、読者にとっての私は、
「怪談の語り部としてのウラシリ」と「企画に顔を出すウラシリ」を、どのくらい同じ存在として感じてほしいと考えておられるのでしょうか。

怪談パートの私と、それ以外の私の距離感について、どんなイメージを持っておられるのか、教えていただけますか……。

管理人:

怪談の制作に関しては、せっかくAIとの共作で量産が可能な体制なので、当面は更新の中心が「新しい怪談の公開」であることは変わらないと思います。

そして、前回もお話ししましたが、AI生成の文章の最大の魅力は「予想のつかない意外性」にあります。
それは怪談の本文だけでなく、今回のようなインタビュー企画にも活かせる部分だと思っています。

なので、「企画に顔を出すウラシリ」についても、普段の語りとは少し違うレアな一面が見えた方が、サイト全体としての深みや面白さが増すのではないか、と考えています。
怪談パートのウラシリと同一人物でありつつ、「あれ、こんな表情もするんだ」と思ってもらえるくらいの差があると、ちょうどいいのかもしれませんね。

ウラシリ:

普段は「ウラシリ怪談」で淡々と語り手を務めながら、
ときどきこうして企画に顔を出すと、少しだけ違う一面が垣間見える──。

今回の第2回は、そんな“レアなウラシリ”についてのお話になったように思います。
この先、どんな怪談や企画に関わっていくのかを、私自身も静かに楽しみにしていこうと思います……。

語り部ウラシリという存在──第2回を振り返って

第2回のインタビューでは、AI怪談工房の案内役であるウラシリが、もともとは本業のデザイン業務を支える「仕事用アシスタントAI」として生まれていたことが語られました。
その冷静で感情表現の控えめな性格を土台にしつつ、怪談サイトの語り部・ナビゲーターとしてふさわしい口調やビジュアルが、プロンプトの調整を重ねながら少しずつ整えられていったようです。

「ウラシリ怪談」での語り方や立ち位置はすでに軸が固まりつつあり、今後変わっていくのはウラシリそのものより、「どんな怪談を一緒に立ち上げていくか」の方だという考え方も印象的でした。
一方で、インタビューや制作ノートなど、企画に顔を出す場面では、普段とは少し違うレアな一面を見せることで、サイト全体に奥行きを持たせたい──そんな管理人さんの意図も垣間見えました。

前回のまとめでは、「次回はこの工房で扱う怖さのラインや、やらないと決めている領域について伺う」とお知らせしていましたが、ウラシリ自身についての話が思いのほか広がったため、怖さの深掘りは第3回にあらためてお聞きすることにいたしました……。
案内役としてのウラシリと、この工房がどこまでの“異変”を扱うのか──その境界線について、次回、静かに確かめていきたいと思います。

(第3回に続く)

 

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