夜中、下の階から「足音が響いている」と苦情があったそうです。
しかし、当の部屋の住人はひとりきりで、深夜はほとんど動かない生活をしていたといいます。
不審に思い、管理会社とともに調査を始めた時のことです。
録音機を設置したところ、住人が眠っているはずの時間にだけ、一定のリズムで歩く足音が記録されていたそうです……。
しかも、その音は床板の上ではなく、部屋の天井側から鳴っていたといいます。
まるで、上下の構造が入れ替わったかのように。
その証拠を提出しようとした矢先、録音機のデータは途中で途切れ、最後の二歩分だけが妙に近く、鮮明に残されていたそうです。
その音は、まるで誰かが録音機のすぐ横に立ち止まったかのように響いていたと伝えられています……。
以来、その住人は夜ごと天井を見上げて眠れなくなったそうです。
この怪談は、以下のニュース記事をきっかけに生成されたフィクションです。
自分の家が騒音発生源ではないことを証明するための調査がしたい
自分の家が騒音発生源ではないことを証明するための調査がしたい【騒音調査問い合わせ事例】 | 騒音調査・測定・解析のソーチョー【騒音調査問い合わせ事例】●階建て分譲マンションの●階に住んでおります。床はフローリング,構造はRC構造,2重床です。