写真怪談

三角の舌

白線が合流する三角だけは、誰も踏まない。ある朝、一歩だけ遅れた足音が、私の時間を舐めはじめた。
写真怪談

角度だけが追ってくる

無風なのに、アンテナの“角度”だけが私を追ってくる。意味のない受信の先に写っていたものは——。
ウラシリ怪談

柵の向こうで続く通報

夜明けの植え込みから、一度きりの報告だけが毎朝こぼれ続ける通りの話を聞きました…
写真怪談

専用の歩幅

雨上がりの明け方、住宅地の自転車レーンだけが毎朝わずかに光を溜めている。通るたび、路面の白が歩幅の前に先回りし、いつもの道順が静かに書き換えられていく。
写真怪談

灯の巣

葉がいっせいに同じ方向を向いた夜がある。瞬間、街灯の白は一度だけ弱くなった——写真を拡大しなければよかったと気づくのは、いつも少し遅い。
YouTube

【第幽夜】審査中になり続ける動画

AI怪談工房の原型となったYouTubeのショート動画を、テスト掲載しています。🎙 VOICEVOX(中部つるぎ)📘 ChatGPT(GPT-4)🎵 Mubert(AI生成BGM)🖼 DALL·E 3(実写風画像)📹 映像素材: Pexels🔊 SE: 効果音ラボ※この物語はフィクションです。AIと人間が共に紡いだ現代怪談の世界をお楽しみください。
ウラシリ怪談

遅れているので、再度

「遅れているので再度」とだけ綴られた公園の時計の報告は、影と記録のほうへ時間を移しはじめたそうです…
写真怪談

蛇腹門の可動域

外灯の下、一本多い“影の格子”が、あなたの歩幅に合わせて動きだす。住宅地の折りたたみ門に棲むものと目が合った夜の話。
写真怪談

穴あきの人

父の四十九日が過ぎ、裏庭の鉢を片づけはじめた。数えるほど、別の数がどこかで増えていく気がした。
写真怪談

井の字に戻る水

雨上がりの夜、基礎だけの現場で水が静かにたまっていた。翌朝には消えるはずの“形”が、その場にだけ残った気がする。
ウラシリ怪談

休館日の返却

臨時休館の静けさの中、翌朝のログにだけ“誰かの作業”が増えていたそうです…
晩酌怪談

縄暖簾(なわのれん)の五番目

縄暖簾が一本増える夜、テーブルの空席は必ず誰かで満ちる――そして、帰るときは髪を一本置いていけという。
写真怪談

階段の番号

何度上っても、段数が合わない階段がある。
晩酌怪談

麦穂の影、揺れる晩酌

カウンター越しに揺れる麦穂。その影が、ビールの泡よりも長く残っていた――。
写真怪談

下から呼ぶ音

夜の公園、濡れたマンホールの下から聞こえる“呼吸”。 それは、誰のものだったのだろう。
写真怪談

ISO 0 ― 光が抜け落ちるカメラ

ISO 0の設定で切られたシャッターは、光ではなく「記憶」を露光する。
ウラシリ怪談

無音の発酵

サイバー攻撃のあと、被害を受けたビール工場では、機械の音がどこか違って聞こえるようになったといいます…
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