とある配信者が、炎上を機に更新を止めたチャンネルがあります。
切り抜きが拡散され、コメント欄は日を追って荒れていきましたが、
動画自体は、なぜか誰にも削除できなかったそうです。
運営に申請してもログが消え、本人が削除を試みるとブラウザが閉じてしまう。
諦めた配信者はログインもせずに放置し、やがて誰にも顧みられなくなりました。
ところが数年後、そのチャンネルに「新着動画」が通知されたという報告があります。
内容は、既に削除されたはずのライブ配信とそっくりの映像でした。
ただ一つ違ったのは、視聴者のコメントが“かつて投稿された文言そのまま”に流れていたことです。
日時も視聴数も一致しておらず、ログにも履歴は存在しませんでした。
そして、見た者のアカウントには自動的にその配信が再生され続け、
登録者数が、誰にも見られていないはずのその動画に吸い込まれるように減っていくのだとか……
今も、消せなかったその動画は、何も更新されないまま、“増えて”いるそうです。
この怪談は、以下のニュース記事をきっかけに生成されたフィクションです。
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